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【ガイド1】世界の急成長企業が実践するウェブパーソナライゼーションとは?

皆さん、こんにちは!Ptengine Xチームの小沼です。

さて、今回はパーソナライゼーションといえば、メールマーケティングやターゲティング広告といったカテゴリの一つとして挙げられますが、その中でも本ガイドはまだ浸透されていない「ウェブパーソナライゼーション」についてお話します。

ウェブパーソナライゼーションとは?

ウェブパーソナライゼーションとは?

まず、ウェブパーソナライゼーションの定義を知る必要があります。Ptmindはウェブパーソナライゼーションを以下のように定義しています。” ウェブサイトに訪れた人たちの個別のニーズに合わせ、適切なタイミングそして適切なコンテツをウェブサイト上で適合させること。と定義しています。

 

消費者の行動が変化し、各企業はデジタル化が急がれる昨今、より一層ウェブサイトはインパクトが大きい収益窓口になっています。そのようなウェブサイトにはいくつかゴールポイントが設置されています。例えば、会員登録や価格表ダウンロードなどです。パーソナライゼーションはそういったゴール到達数や率に大きく貢献します。インターネットに溢れている情報を自ら探すことに疲れたあなたは既に生活の中で自分にあったコンテンツ、また商品やサービスを提案され、自然と興味を持ち行動しているはずです。

” バーテンダーが何も聞かず、その時に飲みたいウィスキーを出してくれる “ことと同じ

バーテンダーが何も聞かず、その時に飲みたいウィスキーを出してくれる

アマゾン創業者のJeff Bezosは、2000年のインタビュー記事でパーソナライゼーションについて下記のように例えています。「バーに行ったら、バーテンダーが何も聞かず、その時の飲みたいウイスキーを用意していること」

アマゾンは、2000年当時から「全てのユーザー体験をパーソナライズすること」を目標に掲げながら成長し、2020年2月に時価総額が約110兆円を超えました。※僕の心の声→これは、一体どういうことなんだろう。国家レベルを超えていますね。

アマゾンの代表的なパーソナライゼーションは、収益の35%を支えているレコメンとです。1つの商品を購入しようとした時に、併せて購入するといい商品を教えてくれて一緒に購入した経験もあると思います。今ではその体験は有難いと感じる人が多いのではないでしょうか。僕の場合は、壁に付けるディスプレイモニターを購入しようとしたら、壁に設置するための専用のネジなど一式を提案されついつい購入しました。これもwebサイト上で私にあった体験を提供してくれています。

その他にも世界ではNetflixやBytedance、spotify、airbnbなどのB2C向け企業はパーソナライゼーションを用いて驚くほどの成長を遂げています。最近ではB2B企業にも普及していきていますね。

 

「サイトページ単位」 ではなく、「ユーザー単位(ユーザーグループ単位)」で考える

「サイトページ単位」 ではなく、「ユーザー単位(ユーザーグループ単位)」で考える

パーソナライゼーションはユーザー単位もしくはグループから感情を読み解きその人に合わせた改善や施策を行います。従来のサイトページ単位で課題を発見し、Webサイトを良くしていく方法と大きな違いがあります。

少し詳細にお話しますね。従来のアクセス解析はサイトのページにスコープを当てPV、セッション、離脱率、滞在時間を確認しながらユーザーの気持ちを理解し、「多くのユーザーにとってどのようなサイトがいいのか?」といった最大公約数を考える改善をしてきました。全体像や課題があるページを見つけるという観点では必要な行程だと思っています。

しかし、ユーザーが一度の訪問で企業の思うようにゴールに達することは非常に難しく、何度も訪れて検討段階を経て会員登録や購買といったゴールに至ります。企業からするとユーザーの行動は複雑化しており、本質的なニーズが掴みにくくなっていないでしょうか?

一方、ユーザー単位やグループの行動データを元にすると[購買したユーザー][会員登録したユーザー]といった細かくユーザーセグメントを行いながらコアなニーズを発見し、その人にあった効率的なパーソナライズされたアプローチが行えます。

 

“80%の消費者が商品・サービスを購入する可能性が高くなる”調査結果も

ちなみに、米広告代理店のEpsilon社が2018年にヨーロッパで行った調査によると

New Epsilon research indicates 80% of consumers are more likely to make a purchase when brands offer personalized experiences

出典:https://us.epsilon.com/pressroom/new-epsilon-research-indicates-80-of-consumers-are-more-likely-to-make-a-purchase-when-brands-offer-personalized-experiences

日本語訳だと「ブランドがパーソナライズされた体験を提供すると、80%の消費者が商品を購入する可能性が高くなる」です。調査結果からも、「パーソナライゼーション」が人々の購買行動に効果的であることがわかります。

 

あなたもウェブパーソナライゼーションを始めるには?

ここでは、3つ挙げさせていただきます。

1. Webサイトはすでに用意していますか?

ウェブパーソナライゼーションを始めるためには必ず、webサイトを所有もしくは管理できる状態でなければいけません。webサイトがない場合は、WordpressやWixなどウェブサイトビルダーで構築することであなたのウェブサイトを立ち上げることができます。

また、一定のユーザー数やセッションが必要ではないかという質問があります。パーソナライゼーションを始めるには、10ユーザーでも始めることはできます。しかし、AIといった機械学習を用いたパーソナライゼーションを行う場合は学習期間が必要になりため、一定のトラフィックが必要になります。(※弊社は現在、テスト中で一定のトラフィックがある場合、1ヶ月で機械学習の力が発揮できることがわかってきています)

2. ウェブパーソナライゼーションディレクターはいますか?

パーソナライゼーションを行うための必要なスキルを紹介します。
ディレクション能力も求められますが、それ以上に重要なことがあります。それは「ユーザーの気持ちになって疑似体験しながら物事を考え仮説を立てられる」スキルがとても重要になります。そしてそのような方がディレクターになると一層効果的な施策を次々と産むことができます。

パーソナライゼーションはデータと密接に関係があります。しかしデータに詳しくとも、ユーザーの視点に立てずデータに関連することを目的に置いてしまうケースも見受けられます。A/Bテストも一種そのように考えています。Aが良かった、だからAがいいとA/Bテストを目的にしてしますケースも多いのが実情だと感じています。なぜAか?Aに興味もった人はどのような人がどのような気持ちで結果を生み出したかまでしっかり考えられることが重要です。

実践的なパーソナライゼーションのプランニング方法も記事として今後公開しますので楽しみにお待ちください。

3. Ptengine Xを導入してみましょう

この度、お客様の声をいただきパーソナライゼーションプラットフォームのPtengine X(β版)を2020年6月からローンチしました。

弊社では、PtengineXはマーケティングツールにおけるポジションと強力な4つの強みという記事に記載していますが、日本でのサービス展開にあたり、十分なサポート体制が整っています。

現在は、無料トライアルを200名限定で提供開始しており、ご登録してくださったユーザーからのフィードバックを元に爆速でプロダクトを成長させています。ぜひ、ご興味持ってくださった方はお試しください。新しい体験を提供してまいります!

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Utty(Ryota Ohuchi)

新卒で日本生命入相互会社に入社。その後、SSP/DSPの広告配信サービスベンダー→統計分析サービスベンダー→Ptmindの「Datadeck」「PtengineX」を推進。一貫して「マーケティング×データ」に従事してきた。自称、誰よりもデータの民主化を願っている。
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